説明の仕方
皆さんは、今まで家族やごく親しい友だちの間でしかコミュニケーションをとってこなかったかもしれません。しかし社会に出ると、全くの赤の他人と意思疎通をしなければならないことがよくあります。そのときは、説明の仕方を工夫しなければなりません。
ハイコンテクスト/ローコンテクスト
日頃から付き合いの深い相手であれば、「アレをアレしておいて」で十分通じるかもしれません。しかし赤の他人相手では全く意味を成さないでしょう。
相手と文化や背景の共有度が高く、言葉以外の表現(表情や声のトーン、身振りなど)にも頼ることが出来るコミュニケーションのやり方を「ハイコンテクスト」といいます。 逆に全く未知で何も共有するものが無い相手とのコミュニケーションがローコンテクストです。
家族や友人とならローコンテクストで構いませんが、基本的に他人とやりとりする際にはローコンテクストなコミュニケーションを心がけましょう。
説明のコツ
前提知識を要求しない
ローコンテクストの基本は、「十分すぎるほど説明する」ということです。相手が知っていることを前提にしてはいけません。言葉の意味の定義なども適宜行いましょう。
略語やジャーゴンは避ける
略語が相手に通じるとは限りません。また、意外と自分の親しんでいる世界でしか通用しないジャーゴン(専門用語)も多いものです。略語やジャーゴンは避けましょう。
5W1Hを心がける
- When:いつ
- Where: どこで
- Who: だれが
- What: 何を
- Why: なぜ
- How: どのように
の5W1Hはあらゆる説明の基本です。極力盛り込みましょう。